メリット デメリット
男性型脱毛症(AGA)治療薬として厚生労働省から認可を受けている 女性の脱毛症・円形脱毛症・薬の副作用による脱毛症などには効果が無い
抜け毛予防と発毛促進効果がある 勃起不全・性欲減退・乳房障害などの副作用のリスクがプロペシアより高い
デュタステリドという有効成分が含まれている 妊婦が薬剤に触れると、男性胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがある
5α-還元酵素のⅠ型もⅡ型も抑えられる 未成年には処方することができない
プロペシアよりも効果の期待度が高い 服用を止めても6ヶ月間は献血ができない(プロペシアは1ヶ月)
皮膚科やAGAクリニックなどで手軽に購入できる 個人輸入も可能ではあるが、リスクがありすぎる
食前食後などいつ飲んでも大丈夫 できるだけ毎日決まった時間に飲むことが推奨される
併用禁忌薬がない 併用注意薬はある(CYP3A4阻害作用のあるケトコナゾール等)

賛成意見 反対意見
男性の薄毛の大半が男性型脱毛症により引き起こされていますが、男性型脱毛症にはⅠ型、Ⅱ型の2つの種類があります。男性型脱毛症の改善にはフィナステリドが有名ですが実はフィナステリドはⅡ型の男性型脱毛症にしか効果を発揮しません。そこで今注目を集めているのがザガーロです。ザガーロの有効成分であるデュタステリドはⅠ型、Ⅱ型どちらの男性型脱毛症にも効果を発揮します。しかもフィナステリドの1.5倍以上の効果を持っているので、フィナステリドよりも短い期間で薄毛を改善することが出来ます。こうしたフィナステリドにはない魅力があることから、男性型脱毛症の対策にザガーロが注目を集めています。 ザガーロを使用してのAGA治療には反対です。2015年に認可が下りとは言え実績も乏しい上に副作用があるからです。副作用の主なものは性欲減退やED、勃起不全です。他にも精液ボリュームの減少など少なからず存在します。更に女性には使用すらできません。妊娠中の場合には男子胎児の外生殖器の発達を阻害することが示唆されています。ザガーロの効果についても実績が乏しくジェネリック薬も存在していないため薬価も高価なのです。
以前にクリニックで働いていたときに、薄毛のことで来られる方も時々来られたのですが、まずプロペシアを試してみてそれでも効果がないようならザガーロに変える方が多かったです。プロペシアは飲みはじめに効果をすごく感じますが、ヘアサイクルが薄毛になる前の元の状態に戻っただけで、育毛には限界があるみたいです。ザガーロはプロペシアよりもっと育毛作用が強く、はげているところに新たに太い毛が生えることもあると聞きました。効果が出た方はクリニックに来たとき、いつもより明るくなっていて自分に自信がついたんだろうなぁと思いました。決して安くはないですが、おかげで気持ちが明るくなれるのはいいと思います。 どのような医薬品にもメリットがあればデメリットも存在します。ザガーロのデメリットはなんといっても精力の減退です。これはフィナステリドを利用した場合と同じで、男性型脱毛症の原因である男性ホルモンを抑制することで起こる症状です。そのため精力の減退が気に掛かる40代後半以降の方はよくよく注意して利用する必要があります。しかし、こうした症状が起こっても服用を中止すれば症状は収まりますので、症状が起こることに対しそれほど不安を感じることはないでしょう。
ザガーロは、AGAの最新治療薬です。AGAの原因には、「ジヒドロテストステロン」「5-aリアクターゼⅠ型」「5-aリアクターゼⅡ型」などの物質が大きく関わっていますが、ザガーロにはこれらの分泌を抑制したり、発生を抑制するといった働きがあります。これにより、ヘアサイクルが正常になり、健康かつ太い毛を取り戻しやすくなります。AGAは徐々に進行する病気ですが、早期の段階からザガーロを使うことで、より上記の効果を得やすくなります。 保険適用外の薬なので、金額が高いです。更にザガーロはプロペシアよりも高いので、経済的に負担が大きくなってしまうところが欠点だと思います。プロペシアよりも効果が高くなっていますが、それに応じて副作用も強くなっているので体に大きく影響を与えてしまうかもしれないと聞きました。それを聞いてためらう方もいるのと、比較的新しい薬なのでまだ副作用もデータが揃っていなく、処方する医師も慎重になっているみたいです。
私がザガーロを良い薬(AGA治療薬)だと思う理由は、1日たった1錠服用するだけで男性型脱毛症を防止・改善することができるからです。どの程度の効果があがるかは人によりますが、薄毛がAGAによって引き起こされていることが明らかな場合(前髪の生え際が後退する、頭頂部が極端に薄くなる、など男性ホルモンが原因の薄毛)、AGA治療薬として認知度が高いフィナステリド製剤(商品名:プロペシア)よりも高い治療効果が望めるからです。 ザガーロはよい医薬品ですが、いくつかの副作用もあります。一つ目は、「初期脱毛」。これは、特に飲み始めの時期に多いのですが、一時的に毛が抜ける量が増えることがあります。二つ目は、「性機能の低下」。「性欲がなくなる」「精液の量が減る」「勃起不全が起きる」などの症状が起きることがあります。これらの副作用は、すべての人に出るわけではありませんが、事前に医師から説明を聞き、気になる症状が出た場合はすぐに相談したほうがよいでしょう。
AGA治療においてザガーロを使用することをお勧めします。ザガーロは2015年に認可されたばかりの治療薬で有名なリアップやプロペシア以上に薄毛に効果があるとされる薬です。そもそもザガーロは薄毛のための治療薬として開発された訳ではなく前立腺肥大症の治療用成分として開発された薬です。ザガーロはなぜ薄毛治療に良いかというとAGAの原因となるジヒドロテストステロンという悪玉ホルモンを抑制してくれる働きをしてくれるため充分な効果が期待できるのです。 私がザガーロについて感じた難点は、フィナステリド製剤(商品名:プロペシア)よりも効果が高いため、副作用に悩まされる期間も長かったということです。私の場合、最初にプロペシアを服用していた時、3ヶ月程度の性欲減退が起こりました。年齢のわりには(30代前半)驚くほど性的欲求がなくなり、「このままだったら・・・」という不安を感じていたものです。それでも3ヶ月前後で、性欲はそれ以前の通常状態に戻りました。しかし、ザガーロに切り替えたところすぐに性欲減退がぶり返してしまい、症状が落ち着くまで半年以上もかかってしまいました。また、初期脱毛による抜け毛もプロペシアと比べて多かったような気がします。

参考サイト
公式サイト 浜松町第一クリニック