メリット デメリット
歴史的建造物が多い スリや置き引きなどの軽犯罪に注意が必要
おしゃれなショップが多い 押し売りやぼったくりなどにも注意が必要
おいしいイタリアンレストランが多い ローマやベネチアなどと比べると見所が少ない
世界的に有名な観光スポットが多い 車の運転が荒い人が多い
街を歩く人々のファッションも参考になる 都市の面積はさほど大きくない
有名な名門サッカークラブが2つある 首都のローマからは結構遠い
イタリアの中でも特に人気の観光都市 4都市周遊型ツアーだと1泊しかできないことが多い
『最後の晩餐』を見学することができる あまり印象に残らないと思う人も少なくない

賛成意見 反対意見
ミラノはやはりデザインの街、オシャレでファッショナブルなイメージどおり、ショップのショーウィンドウなどもハイセンスで一見の価値があるともいます。道行く人もどことなく洒落ているように感じます。

ミラノの街の象徴のドゥオモは明るく陽気なイタリア人が作ったとは思えないほど非常に繊細で緻密な作りで芸術作品そのものの教会だといえます。

ガレリアのスーパーブランドショップは日本とは雰囲気も格式も違う歴史を感じヨーロッパの威厳を感じます。
都市としては巨大というわけではないので名所というとスフォルツェスコ城とドゥオモぐらいという感じがします。

街並み自体がヨーロッパらしい石造りの古い建物が多く残っているのでいいのですが観光地という点で見ると見所は少なめだと思います。

一時期よりましになりましたがスーパーブランドのショップに日本人客ばかりというのを見ると少しがっかりします。日本と違い観光客を狙ったスリ、押し売りなどもいるので注意する必要があります。
ミラノは、ミラノの街の中心に堂々とそびえるドゥオモをはじめ、世界遺産にも指定されているあの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐のあるサンタ・マリア・デッレ・グラッチェ教会があります。

そして、ミラノはモードの街とも言われるように、高級ブティックがあるのでショッピングも楽しめます。

また、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアのアーケードには、ジェラート屋さんやお店もたくさんあり、雨の日でも傘をささずに買い物が楽しめます。

美しい大理石のアーケードは一見の価値があります。コンパクトに観光と買い物が楽しめる街だと思います。
ローマの後に訪れたからかもしれませんが、歴史的な遺跡などの見どころがそう多くなく、観光スポットとしては物足りなさを感じてしまいました。

また、美味しいレストランもローマやフィレンツェほど選択肢がなかったような気がします。ローマが3,4日いても見切れないのに比べて、ミラノは、一日滞在すれば十分な印象でした。

ミラノを目的に旅行するというよりも、他の街に行く時の中継地点という感じで、特に帰国してからも、「またミラノに行きたい!」と思うほど、強烈な印象が残らない街でした。
ミラノは何よりも芸術的な場所だと思います。私は以前より絵画や建築物に興味があり、まさにその欲望を満たしてくれるのがミラノです。

ドゥオモは見た瞬間に感動で言葉も出ません。その繊細なゴシック建築は、時代を感じるとともに変わらぬ美しさに感動します。

また、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会なども有名ですが、有名な「最後の晩餐」も、写真などで見るのとは違い、その大きさ、深みのある色使いに圧倒され、深く歴史を感じます。

そして、生活面では最新のファッションやインテリア、ブランドショップが立ち並び、有名メーカーの商品が安く手に入るのも魅力でしょう。
ミラノでは良くない体験もした事があります。それは治安面です。初めてミラノに行った時でした。

移動手段として、地下鉄に乗ろうとしたのですが、老婆が赤ちゃんを抱いていて、よく見るとその赤ちゃんは本物なのか作り物なのか分からない感じでした。

そして突然、その赤ちゃんを私の方に渡し、抱かせようとするのです。両手を塞ぎ、その瞬間に物取りをするのが目的なのです。

また別の日には、街を歩いていると後ろから紙袋を頭に被せられ、背負っていたバッグを盗られそうになりました。このような日本では考えられないような事もあるので旅行には要注意です。
ミラノ旅行の利点は、まず第一に飛行機のアクセスが良いところです。東京からならアリタリア航空便で直行で行けるので非常に便利です。

空港から市内への移動も、シャトルバスが早朝から夜中まで運行されているので全く問題ありません。また、世界的に名の知れたファッションとデザインの街だけあって、目移りするような素敵なブティックや建物が並んでいます。

それだけでなく、ミラノっ子達も本当にお洒落なので、少しでもファッションに興味のある人なら、街行く人を眺めるだけでもワクワクすると思います。

もう一つのミラノ旅行の醍醐味は、言わずと知れたダ・ヴィンチの代表的名作“最期の晩餐”が観られるところです。冬場が予約も取りやすいのでお勧めです。
素敵な場所なのですが、イタリアならではの人情味や陽気さなどはミラノではあまり期待出来ません。都会ならではの雑然とした、ビジネスライクなところはイタリア旅行というには少し物足りない部分です。

世界各国からの観光客に慣れているので、通常はホテルやレストランなどでの対応もスムーズなのですが、この慣れが逆に怠慢さにつながることもあります。

特にホテルレストランでの食事は温め直したパスタなどお世辞にも美味しいとは言えないものが出て来る確率が意外に高いです。イタリアらしさや美味しい食事を楽しみたいという場合には、トスカーナ以南の街の方が適しています。

参考サイト
Wikipedia アーモイタリア