メリット | デメリット |
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個人事業主や有限会社よりも信頼度が高い | 会社設立にかかる費用が比較的高い |
株式を発行することで資金調達が可能となる | 毎年決算書を公開する必要がある(決算公告の義務) |
事業が失敗しても有限責任なので投資した分だけ損する | 役員に任期が設けられている |
一人でも設立できる(一人会社) | 重要な情報が変わるごとに登記内容を修正する必要がある |
資本金は一円から設定できる(一円起業) | 利益の有無に関わらず、毎年税金を納める必要がある |
株主譲渡制限を付ければ、余計な人に株を持たれずに済む | 交際費のうちの一定額は費用として認められない |
様々な節税対策を行うことができる | 悪意のある者に株を握られてしまうことがある |
上場すると創業者を中心に大きな利益を得ることができる | 敵対的なM&Aを仕掛けられることがある |
賛成意見 | 反対意見 |
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企業する本人や企業自体に手持ちのお金がなくても、株の購入による出資を募ることで事業を行うことができるので、志があれば社会的に意義のある事業ができるのが良いと思います。 また、株主の意見を聞く機会を作ることで、内輪だけの凝り固まった考えや組織の在り方に一定の歯止めをかけることが可能になり、監査機能とも言えるメリットを得ることも可能だと思います。 外部から出資をしてもらうことで、事業内容の透明化を促したり、企業に必要な説明責任を課すこともできると思います。 |
株の売買で利益を出したいと思う人を増やしてしまい、事業内容に賛同する為に出資するという本来の目的からずれてしまうことが多くあります。 株主は外部から企業を見守るという体制から、株主への利益配当の為に経営が行われるという体制に陥りやすく、企業の社会的意義を消してしまいかねないと思います。 株主を重視し、社内の労働者を軽視することで、企業の柔軟性も失われ、労働者のモチベーションが低下したり、雇用環境が悪化する可能性も大きいと思います。 |
私は株式会社の会社形態は良いものだと思います。なぜならば、株券を発行することでより多くの資金を集めてることができます。 手元に資金が少ない企業でも、株主からの資金をもとに新規の事業を立ち上げたり、事業を拡大することができます。 また株式会社になると株主に対し決算を公示しなければなりません。そのため、株主一人一人が会社をモニタリングするため、健全な会社運営を行わなければならなくなるのです。 株主に利益を配分する義務がありますので、継続的に成長できる儲かる会社が作られていきます。 |
私は、株式会社は高コストで経営の自由度が低いためあまりよく思っていません。株式会社なるためには株主総会を開いたり、決算を株主に報告したりしなければなりません。 また会社設立時にも他の会社形態よりもお金が必要となってきます。このように色々な場面でお金がかかるにも関わらず、株式会社には経営の自由がありません。 株式会社=株主の会社なのです。利益は持ち株数に応じて株主に還元しなければなりませんし、会社の重要な事項を決定するには株主総会を開かなければなりません。 そのため、一つの事項を決定するにも時間と労力が必要となってくるのです。会社の重要事項も現場を一番知る社員には決定権がなく、外部で大きな資金を持っているというだけの株主に決定する権利があるのです。 |
株式会社の良いと思う点は、まず、社会的信用度が肯定的な印象を受けることです。会社内の組織、給与体系、労働環境など一定の規則の敷かれていますので、株式会社であることが社会的認知度も高まることが良いと思います。 そして、事業内容についても、どういった事業を展開しているのかが一目で分かるように、会社案内や求人情報で明示されていますので、どういった会社なのかが想像できやすいです。 インターネットで検索する時に会社の全体像がイメージできやすいので、この点は非常に良いと思っています。 |
株式会社の良くないと思うところは、会社組織の中で役職が割り振られていますが、役職に胡坐をかいて役職に見合った仕事をしていない人がいますので、会社組織が機能していないことがあることです。 風通しが悪い会社での労働が心身ともに疲れてしまいます。入退社が多いと、あまり良い企業の印象は受けないので、人事面でのマネージメントがうまくいかないと会社そのものの印象も良くないと思います。 これは、人事面接では分からない部分ですので、実際に入社してみないと分からないところですので、どういった会社なのかが一目で分からないところは良くないです。 |
個人や家族経営の場合は、会社組織を作らず個人事業として商店や業務を運営できます。会社組織にするメリットは組織を大きくしていくためには、自分の身内以外の人を雇用する必要がでてきます。 そしてその人たちの社会保険制度を保障するためには、法人化して会社が社会保険料の半分を負担していく必要があります。 ですからずっと個人経営を続ける場合を除き、株式会社組織にしておくことは、会社を発展させるために必要なことです。 |
会社組織にするデメリットは、個人経営に比べて経費がかかることです。まず定款を作り法務局に届けを出さなければなりません。そしてその届出は定期的な更新が必要です。手続きは司法書士に委託することになります。 また社会保障の面では厚生年金・医療保険への加入が義務付けられます。そして毎年法人市民税・県民税を支払う必要があります。このように会社組織にすることで個人経営の場合よりも、支出する金額が増えることになります。 |
参考サイト | |
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コトバンク | Wikipedia |