メリット | デメリット |
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級が細かく分類されていて、ステップアップできる | 大学生からはTOEICの方がメジャーな試験になる |
3級からは面接もあり、スピーキングも測定できる | 低い級は持っていても何の役にも立たない |
大学入試で優遇されたり、単位認定を受けられる | 日本だけの試験で、海外ではほとんど効力を持たない |
高い級を取得すると就職時に有利になる | 二次試験の面接官の質にばらつきがある |
文部科学省の後援を受けていて、小中高生の受験者数が多い | 英検に合格することが英語学習の目的になってしまう |
英語学習のモチベーション上がる | カジュアルな会話やスラングなどはあまり学べない |
特に学生は同級生同士で級を競い合うことができる | 上の級になればなるほど受験料が高くなる |
英検一級は世間的にも非常に高く評価される | 高い級を持っていても、仕事で活かせないこともある |
賛成意見 | 反対意見 |
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英語検定は、履歴書に資格として書くことができる点や大学の推薦入試に有利な点など、資格としての価値があるという所が良いと思います。 更に、英語検定準2級や2級の勉強がセンター試験にも役立つと言われており、センター試験の勉強のひとつとして英語検定を役立てる事ができるのも素晴らしいと思うところです。 実際に英語検定準2級や2級の資格をとれれば、自信もつきますし、センター試験にも本当に役立ちます。 |
英語検定の良くないと思う点は、現在の社会人に役立つ資格としては不十分であるということです。実際に現在では英語検定よりもTOEICやTOEFLの方が、社会人には重要視されています。 また、英語学習という点でも、単純な暗記で試験の点数が上がる試験であることや、マークシートによる選択式のテストであることから、本当の英語力向上にはあまり繋がらないと思います。 その他、もしも試験に落ちた場合は自信を失ってしまう危険性があることも良くないと思う理由です。 |
学生時代に英語を勉強するモチベーションになるところがメリットだと思います。英語の授業でも勉強をしてはいるわけですが、資格へのチャレンジという話になると勉強への心構えも変わって、それだけ効果も大きなものとなります。 リスニングの試験もありますので、リスニングの対策もすることとなります。英語検定の資格を持っていることで、うんぬんと言うよりは、英語の勉強のきっかけになるという意味合いが大きいかと思います。 友人と一緒に英語検定を受けに行くのもなかなか楽しい思い出になります。 |
世間でそれほどTOEICやTOEFLほどには英語力の証明にならないところが問題点です。 英語検定はやはり学校での英語の授業の延長線上のような検定なので、実践力を要求されるTOEICやTOEFLと違って、ビジネスなどの場面で英語力を発揮できるというアピールにはなりにくいのが実際です。 社会人になってからあえて英語検定に挑戦することもないのかもしれません。ただ、英語検定の1級の試験はかなり難易度が高いので、1級を持っていれば自身の英語力のアピールになるかと思います。 |
英語力を客観的にはかる検定試験として、長く続いている代表的なものなので、信頼感が高いテストです。 最近はあまり英検が重宝されず、TOEICの方が評価対象にされていますが、TOEICはビジネス英語中心なので、一般的な英語力をはかる試験は他にほとんどなく、英検は必要だと思います。 レベルが幅広く、5級は中1程度なので、英語力の高くない人でも受けやすいのは良い点だと思います。順番にレベルを上げていけば、目標にしやすいです。また、点数式ではなく合格か不合格なので、合格できると達成感があります。 |
合格点が比較的低いので、同じ級でも合格者の英語力には幅があり、正確に実力が分からないのは、検定試験としてはマイナスポイントだと思います。 また、検定試験としては当たり前かもしれませんが、どの問題を間違えたとかが分からないので、せっかく受けても自分の弱点などをつかみにくいです。 更に問題はアカデミック寄りなので、人によっては実用性がない英語となってしまうと思います。二次試験に面接によるスピーキングテストを取り入れているのはいいのですが、面接官の質に疑問を感じることがあります。 |
英語学習のためのモチベーションや目標になる点が挙げられます。 目標としていた級をとることができれば、自分のそれまでの学習の成果を測る目安にもなりますし、他人に自分の英語のレベルを示す材料として、英語検定は最も適した資格試験の一つであると思います。 基本的な文法、リスニング、リーディングの能力をはかる英語検定は「自分のため」、そして「他人に示す」ことのできる資格であるという点で、非常に評価できます。 |
英語検定を取得することを目的とした英語学習に陥りがちであるという点は無視できません。どんな資格検定にもつきものですが、傾向というものがあります。 TOEFLを受けるのか、TOEICを受けるのか、英語検定を受けるのか、その試験によって傾向に合わせた学習をそれぞれの受験者はすることになります。 もっとも、どの試験も基本的な文法やリスニング、リーディング能力をはかることはできるように工夫されています。しかし、出題される文章やシチュエーションはやはり試験ごとの傾向が出てきます。 「資格そのものの勉強」になるあまり、本来の英語学習がおろそかになる…ということが英語検定のリスク(デメリット)であると思います。 |
参考サイト | |
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Wikipedia | 英検 |