メリット デメリット
二酸化炭素排出量が小さい エコキュートやエネファームほどの節約効果は見込めない
エコジョーズ利用者向けの優待料金プランがある 二酸化炭素の削減量もエコウィルほどではない
排気ロスが従来型のガス給湯器より小さい 一般のガス給湯器よりは高い
耐久性や耐腐食性に考慮した設計で安全に使える ガス料金自体が電気料金よりも高い
エネファームやエコウィルなどよりも断然安い 使い方によってはお湯を無駄にしてしまうことがある
瞬間湯沸かし式なのでお湯切れの心配がいらない 設置の際にドレン配管工事が必要
補助金制度が設けられている 知名度があまり高くない
コンパクトな壁掛けタイプもある 故障する可能性がある

賛成意見 反対意見
エコジョーズの良いところは、なんといっても初期の設備投資が、エコウィル・エコキュート・エネファームと比べて格段に安く済むことです。

それぞれ国の補助金が付きますが、付いたとしてもエコウィルは35万円前後で設置でき、なおかつ毎月6,000円から15,000円以上の経費を節減できる優れものです。廃熱を回収して使用するので、地球環境にも優しく、お勧めです。

いずれの給湯器も耐用年数が10年から15年というところがポイントで、耐用年数が過ぎてしまえば、再度新しい給湯器を設置しなければなりません。

エコジョーズはイニシャルコストが一番安く、他の給湯器の半額に近い額で購入できるので、財布にも優しいのが最も良い点です。
エコジョーズの節約の仕組みは非常に簡単で、潜熱回収型の熱交換器を設置し、200度以上の排熱をもう一度回収して、50度から80度の熱だけを外部へ排熱する仕組みです。

この結果、熱回収率は、エコジョーズでないガス給湯器が80%なのに比べ、エコジョーズは89%から95%まで可能となり、その分の燃焼ガスを節減できます。

しかし、地球環境の観点から考えると、エコジョーズは二酸化炭素を年間240kg減少させることができるのに比べ、エコウィルはなんと1,100kgも減らすことができます。

エコジョーズはガス代の節減が主目的で、地球温暖化を防ぐことが目的でないことが良くないと思います。
エコジョーズは従来のガス給湯器だと無駄になっていた分の熱を回収してくれるので、ロスを最小限に抑えることができ、省エネ性が高く、環境に優しいというのが最大のメリットです。

ガスの使用量が減るので、ガス代が安くなるのはもちろんのこと、それによってガス給湯器の寿命が伸びるので、長い目で見ると、ランニングコストも抑えられることになります。

商品自体が普通の給湯器よりも高いとしても、充分に回収できるだけのメリットがあると思います。
エコジョーズは、ガス給湯器と考えて普通の給湯器と比べてしまうと、価格差が大きく、高く感じます。また、ガスを使うこと自体は変わらないので、オール電化に比べるとトータルでは光熱費がお得とはいえないかもしれません。

エコといっても、CO2の削減率やコストの削減率は、エコキュートやエネファームなどと比べると劣ります。また、ドレン水という酸性の排水が出るので、専用の排水管工事をしなくてはいけないのがやや面倒ではないかと思います。

参考サイト
ハウスメーカー比較ランキング 東京ガス