メリット デメリット
引っ越しが容易 家賃を払い続けても自分のもの(資産)にはならない
分譲マンションよりも経済負担が小さい 敷金と礼金が発生することが多い
独身でも住みやすい部屋の形態が多い 両隣や上階の住民から騒音などの迷惑を受けることがある
家賃の交渉が可能な場合もある 貸主の都合で家賃が上がることがある
ウィークリーやマンスリーなどの短期滞在物件がある 大量のチラシが投函されることがある
固定資産税等がかからない ほとんどの物件でペットを飼うことはできない
火災保険料がかなり安い 火災保険への加入がほぼ義務づけられている
住宅ローンを組む必要がない 入居後に同じマンションの賃料が下がると損した気分になる

賛成意見 反対意見
賃貸マンションのメリットは、まず、引っ越しがしやすいということだと思います。

独身ファミリーに関わらず、転職や収入の変化等、状況が変わった時に賃貸ならば、持ち家に比べて初期費用も少なく手続きも楽です。常に新しい物件に住むことも出来ます。

もう一つは経年劣化に伴う、備え付けの家具や建具などの修繕、交換についてです。賃貸なら大家が行ってくれますが、持ち家の場合は、購入費・工事費・交換したものの処分費まで、全て自分で負担しなくてはなりません。
まずは自由にリフォームが出来ないという点です。最近は壁に画鋲さえ刺してはいけないところも多いですね。契約上出来ても、退出時には元に戻さなくてはいけません。

次は住宅ローンと違い家賃は資産として残らないということです。持ち家は最終的に自分のものになりますが、家賃は払い続けるだけで消えて行きます。

最後は高齢になったとき、借りにくいという点です。高齢者向けの賃貸物件は、まだまだ数が少ないようです。ただ、この点はこれからの高齢化社会とともに解消されていくのではないかと思っています。
賃貸マンションの良いところは、なんといっても「身軽さ」です。住んでみて気に入らなければ、他の物件に引越すことは難しくありません。

分譲でも賃貸でも物件選びは慎重にする人が多いでしょうが、どんなに慎重にしても、実際に住んでみなければその物件の真の姿は見えません。

場合によっては、日々の生活が脅かされるような欠点を、その物件が持っていることもありえるわけです。

特に昨今、集合住宅の近隣トラブルが激増していると聞きます。そんな時代では「問題が起きたら、すぐに引っ越せる」賃貸物件は、身軽であり気軽です。

友人で一人、大変高額な年収がありながら、あえて家を買わない人がいます。彼は引っ越しを繰り返しながら、都内の高級賃貸マンションを渡り歩いています。

「こんどはどこに住もうか」と考えるのが楽しみなのだそうです。賢い不動産ライフといえると思います。
言うまでもないことですが、賃貸マンションは自分のものではありません。あくまで仮の住まいです。引越すときには原状回復の責を負っています。

知り合いで、夫婦げんかで壁に穴を開けたり、ドアに大きな傷をつけたりした人がいました。

引越しが決まって、不動産屋さんが確認したとき「これはひどい」と言われて、大変いやな思いをしたそうです。もちろんそれ相当の弁償費用を請求され、その金額に「目玉が飛び出た」と言っていました。

持ち家のような自由は賃貸マンションにはありませんから、常に「仮の住まい」という意識をもたなくてはなりません。その精神的な不安定さが、最大のデメリットだろうと思います。

また、よほどの高級物件でないかぎり、隣人への不安という要素も大きいでしょう。どんな人が隣にいるのか、どんな人が越してきたのかという不安です。

隣人の「民度」を心配しなければいけないところも、賃貸マンションの欠点だと思います。
家族の形が変わるにつれて、借り換えができる点が良いと思います。夫婦二人だけの時、子供が小さいとき、子供が大きくなってから、老夫婦だけになった時など、家族は人数と家に求めるものがどんどん変化します。

その点、賃貸はその時のニーズに合わせて引っ越すことも易しいので良いと思います。また、購入には一括で大きな額のお金が要りますが、賃貸はそのようなことはありません。

住宅ローンを組む必要もなく毎年の固定資産税なども支払う必要がないところも良いと思います。
持ち家ではないので、多少自由にできないところがあるというのが良くない点です。壁紙を変えたい、リフォームしたいと思っても自分のものではないのでできません。

また、どんなに長くそこに住んで家賃を払い続けても、自分のものになることはありません。結局は買っていたほうが安かったということもあります。

まだ若くて会社に勤めて定期的に十分な収入があるうちは良いですが、年老いて経済的に困ったときに貸してくれるところがないということもあり得るのが良くないと思います。
賃貸マンションの良い面は、気軽に引っ越せるところではないでしょうか。

時々耳にする騒音や近隣トラブルなどの当事者になってしまった場合、分譲であれば、なかなか売りに出すという選択をすることは難しいと思いますが、賃貸ならば最終手段として引っ越すことが可能です。

また、隣近所との付き合いを煩わしいと感じている人にとっては、賃貸ならば分譲に比べてドライな付き合いがのぞめる部分が良いのではないかなと思います。
いつまで経っても自分のものにはならない面が悪いところだと思います。家賃というのは、端的に言えばお金を捨てているようなものです。よくよく考えてみると、無駄なことをしているなと思えてきます。

分譲マンションなどと比べて、壁などの厚みが薄いので、生活音が聞こえやすいという部分も難点です。気を付けていても、全く音を外に漏らさずに生活するということは出来ないと思います。

それから、自分のものではないので、部屋の使い方に気を付けなければいけない面も不便なところだと思います。