メリット デメリット
医療費が高額な海外でも現金なしで治療を受けられる 保険料が高い
数ヶ月から数年の長期に渡って加入することができる 保険を使わなくても保険料は返ってこない
入院時に家族が駆けつける費用(救援費用)も出る 渡航先での契約変更や更新は不可能
死亡や後遺障害のケースでも補償が出る 短期間ならクレジットカード付帯の海外旅行保険で十分
損害賠償を請求された際の賠償費用をカバーできる 他の保険商品と比べると割引制度が少ない
航空機が遅延した際の宿泊費や食費をカバーできる 一部の国や地域に関しては加入可能な保険が存在しない
滞在先で病院のお世話になる確率が想像以上に高い 保険対象外の治療も存在する
保険に入っていることで安心して勉強に集中できる プランによっては治療費が上限額を超えてしまうことも

賛成意見 反対意見
そもそも留学保険に加入せずに留学生として海外の学校に入学することはほぼ無理です。学校はそこで学ぶ生徒の安全を保障し、何かあった際には国に送り返さなければならないからです。

ですから、留学保険は学生が国を離れていても安心して勉強するために必要不可欠なものです。留学保険は長期契約ができますから、一般の海外旅行保険よりも期間の割りに安価で加入できる点が良いです。

また特約になる場合もありますが、日本の家族が留学先に援助のために渡航する場合や自分自身の病症により緊急帰国の費用などをカバーしてくれるところが良いです。
掛け捨ての保険で、使わないことが多いという点が良くない点です。また渡航先により金額に差はありますが、1年タイプのもので10万以上するものがほとんどで高額です。

留学保険という性質上、加入者は一人ずつなので、一般の保険のように家族割り引きなどのシステムが少ないところが良くない面です。

留学生によっては留学先で一時期に訪問者ビザへ切り替えをすることもありますが、ビザステータスが変更された場合留学保険は適用外になるため、別の保険に加入しなおさなければならないという点が良くないと思います。
大学生を持つ親としての意見です。海外の大学に受かり実際生活を始めるにあたり、やはり親はいざ病気や事故にあったときの対処が非常に気になるところです。

どこで誰にお世話になるか、遠くははなれた親は何もできずうろたえるばかりです。

しかし、留学生保険のサービスの中には緊急時にどうしたら良いかをたずねられるサービスが多くの場合付帯してあり、また、緊急の時には家族が現地に向かう為の保障もある保険もあります。

親にとっていざというときの対処を海外でうけられることはありがたい事だと思います。
入学金に生活費、いくらでも海外留学にはお金がかかります。その上最低でも12万程度の出費は親にとっていたいところです。

学校には一応医療サービスの部門があり学生であれば緊急時に必要な医療についての案内が成されることになっています。こうした機関を使う事でより現地で生きる力を養う事ができるのではないかとも親は考えています。

保険があるばかりに、少しの病気や怪我で日系の病院にかかり、保険があるからと無駄な検査や投薬を受けることもよく耳にします。その点を考えても親が支払うには高額ではないかと考えます。
留学保険の良い点は、その保証内容の手厚さにあります。見知らぬ土地で、会話もままならないまま、医療行為を受けるといういうことは、かなりの不安を伴います。

そこで、便利なのが海外旅行保険です。指定の病院であれば、日本語通訳をつけて、診察をしてもらうこともできます。

更に嬉しいのは、基本的にキャッシュレスで診察・治療・投薬を受けることができるというところです。海外では、まとまった額の現金を手に入れるのは、留学生にとってはなかなか難しいので、この点は素晴らしいと思います。
留学保険の改善されるべき課題は、その費用にあると思います。保証内容によっても変わりますが、一ヶ月につき一万円前後の費用がかかることがほとんどです。

長期の留学を予定されている方にとっては、一年間の保険で10万円を越す金額を一度に振り込まなければならないことも多く、更に、留学中になにも起こらなかった場合でも、こうした費用が返還されることはありません。

保険料の高さが、留学を計画している人たちにとっての一つの足枷として働いているということは否めません。そのため、私は留学保険は良くないと思います。

参考サイト
AIU海外旅行保険