メリット デメリット
頭が沈み込まないので寝返りを打ちやすい 頭が沈まないので慣れるまでは違和感を感じる
耐久性に優れていて、へたれにくい 頭をホールドしていないようで不安定に感じる
気温による硬さの変動が小さい 洗濯することができない
通気性に優れている 普通の枕よりも高額であることがほとんど
高反発でも柔らかいので寝心地は悪くない 低反発枕の方が寝心地が良いと感じる人も多い
腰痛や肩こり対策にもなる 低反発枕と比べると商品の数が少ない
天然材料を用いている商品が多い 高反発枕を扱っているお店がそれほど多くない
上下左右の全方向に適度な反発力がある 商品によっては多少のゴム臭が感じられる

賛成意見 反対意見
高反発枕は頭が沈み込む事がありません。頭が沈み込み過ぎると、自ずと体の動きが制限されてしまいます。

人間は寝ている最中に寝返りを打ちます。これは決して寝心地が悪いからではなく、床ずれや体の一部分に負荷が集中することを回避する為の自然な行為なのです。

高反発枕の枕で寝ると体は自由に動ける状態ですから、体の出す信号を妨害することなく寝返りを打つことが出来るのです。以上点から考えると高反発枕を使うことは自然な睡眠にとって役立つと思います。
高反発枕はウレタン製ですので、洗う事が出来ません。もちろん基本的にカバーを付けて使用するものですから、そのカバーを洗えば良いと思われるかもしれません。

しかし匂いや汗や脂はカバーを通り越して、枕本体へと少しずつ浸透していきます。ウレタンは丈夫に出来ていていますから、型崩れはほとんどありませんが、汚れや匂いによって使うことに躊躇してしまう結果に成りかねません。
高反発マットレスの素晴らしいと思う点としては、反発力が強く体が沈まないので、体をまっすぐキープしてくれるという点です。

低反発の場合は体の重い部分が沈み込んでしまうので、仰向けに寝ているとお尻だけが沈み込んでしまいますが、高反発だとそのようなことはなく、まっすぐと良い姿勢のままキープしてくれるのです。

姿勢が悪いが為に腰痛や各種関節痛などが引き起こされいる方などでは、矯正にも使えると思うのでいいと思います。
良くないと思うのは、反発力が強く体の形によって変形したりしないので、横向きに寝たり座って本を読んだりする時など、体の一点に重心が集中してしまうような時には、余計にその重心を負っている部分に負担が増えるという点です。

まっすぐ寝るのには素晴らしいと思いますが、横寝が多いような方や、座って本を読む機会が多い方などにはあまり適さないと思います。更に硬すぎるのが嫌だと感じる方にも高反発マットレスは向かないと思います。
私は高反発枕を使用しています。少し前に首と背中が痛くなり、それまでは枕を使用していませんでしたのでそれが原因かと思いお店へ行きました。

そこで高反発枕を薦められました。その場で試しに枕をあてて見たところ、とても気持ちが良かったのです。

身体の歪みが矯正されたような感じがしましたので、私はその点が気にいってます。購入後実際に使用し続けたところ首と背中の痛みが軽減されましたので、高反発枕に関してとても良い印象を持ちました。

高反発ですのでそれにより頭の位置が良い意味で固定され、それにより首に負担がかからないところも良いと思います。
高反発枕の良くない点は、やはり低反発ではありませんので頭が枕に沈みません。使用している敷き布団やマットレスの硬さよっては身体と頭の位置が変わりすぎてしまう可能性がありそこが少し難点だと思います。

高反発枕を使用する場合、眠る時の頭の位置をきっちり定めておいたほうが良いので慣れるまでに時間がかかり少し不便だと思います。

また、柔らかい枕がお好みの方にとっては高反発枕は少し硬めですので、かえって眠りにくくなりますのでその点も万人向けではないと思います。
低反発枕と違って、頭が固定され過ぎないのと、気温での硬さの違いがあまりないと言うところがいいです。

低反発枕は、頭を乗せた時は頭にフィットして沈みこみ気持ちがいいのですが、少し姿勢を変えようとした時など、頭が固定されすぎて動きにくい場合があります。

高反発枕は柔らかいのに適度に反発感があるので、頭が固定されすぎるということはなく、自由に姿勢を変えることができます。

また、低反発枕と違って気温で硬くなったり柔らかくなったりすることが少なく、一年中ほぼ同じ使い心地が得られます。
高反発枕は、低反発枕ほどに包まれる感じがなく、中途半端に硬いのでいまいち使いづらいです。

高反発枕に頭を乗せると、頭が沈み込みはするのですが、きちんと頭の形に沈み込むのではなくフィット感が少ないです。従って頭をホールドしてくれる感覚が少なく、なんとなく頼りない感じがして落ち着きません。

また、中途半端に硬い素材で頭をホールドしているので、寝返りなどをうつと余計に首が疲れたりします。

これなら、従来の枕のように包み込む感じが全くしない方が、それはそういうものと理解して使えますので安心して眠れるのではないかと思います。

参考サイト
東京西川 ナチュラルラテックス