アウトソーシング(外注化)

メリット デメリット
採用コストや教育コストがかからない 一時的に高額な出費が必要となる
固定費ではないため、経営を圧迫しにくい 途中で機能の修正や追加をする場合は追加料金がかかる
社内リソースを必要な業務に集中させることができる 具体的にどのような作業をしているのか不透明
自社にない能力や技術を活用できる 情報漏洩のリスクが高まる
最先端の技術や高度な技術を活用できる どのような作業をしているのか不透明になる
基本的に納期はしっかりと守られる 納期が守られないこともある
クラウドソーシングサービスが発達している トラブルを避けるため、契約をしっかり詰める必要がある
法人だけではなく個人でも発注することができる 法人だけではなく個人でも受注することができる

みんなの賛成意見 みんなの反対意見
正社員での雇用の場合、必ずしも社員の得意なことや、やりたいことい合わせて配属先が決められたり、仕事内容が割り振られたりするわけではないので、雇用のミスマッチが起こりやすい傾向にあります。

それに比べてアウトソーシングの場合、その仕事に特化した能力を持っている人材を集めやすく、短期間で質の良いパフォーマンスを得やすいという長所があります。

雇用者、労働者ともに求めているものがマッチしやすい雇用形態だと言えると思います。
アウトソーシングをする一つの大きな理由は、雇用者側のコスト削減であることが多いです。その為、仕事内容に対して労働者が得る報酬は少なくなりがちです。

また、機密情報や進捗の管理などに配慮が必要な為、優れたマネジメントシステムや管理者能力が問われることになります。仕事の指示方法にも法的な規制があり、必ずしも仕事がしやすい環境とは言えないと思います。

また、コミュニケーション不足に陥りやすく、良いチームワークを生み出すことは簡単ではありません。
プロジェクト内で手が回らない部分の仕事や、コスト抑える為に外部委託で仕事を世の中に回すという意味でもアウトソーシングは良いと思います。

外部委託があるからこそ、仕事を得られる方もいるでしょうし、仕事を振る側としても、時間的金銭的にもメリットがあるなら外部に仕事を任せれば仕事を行う上で恩恵があります。

そして社内に特定の仕事をする上でスキルが足りないなら、外部のスキルのある人材を探し任せるのはスキルの需要と供給の面では合理的で、お互いに幸せだと思います。
アウトソーシングは外部発注の仕事で競争が働き、仕事を取る為に安受けする方が増えていくと、低賃金化に拍車がかかる危険があります。

企業のサラリーマンのように、能力が乏しくても給与保証があり、雇用が守られる、というわけでなく、あくまでに必要な時に、必要な分だけ仕事して解散という感じですから、人材も金銭も流動的です。

外部委託が増えていくと、いつか超ハイレベルなスキルを持った人がとんでもない低賃金で働くという場面が出てくる可能性は高く、そうなる前に何か雇用・賃金に線引きが必要ですし、労働力のデフレになるのは反対です。
自社では人の面(数および知識含む)や設備面でできない事でも専門性の高い仕事を委託することができる点は、コスト面でもリスクが低く生産性も高くて良いと思います。

設備投資や人材確保・育成の労力をかけても、1つの事業の成否が必ずしもうまく行くとは限らないので、主体となる事業に加えての新事業を展開する上での試運転にも効果的かと思います。

外注扱いになるので、もし失敗したとしても委託している部分を簡単に切り離しやすいのも利点です。人件費の固定化という点でも管理がしやすいのもメリットです。
同条件・同品質での見積りを事前に取っていたとしても、実際運用・作業していく中で費用対効果の測定が難しいかと思います。また、外部に委託する事から、自社内で運用するよりも意志の疎通や柔軟性・自由度に制約があります。

他に、自社内での運用に比べ、社内情報が漏洩しやすい可能性も高いと思います。機密事項は守る義務はあるのは当然ですが、自分の会社ではない為、愛社精神やモラル面での高い意識は持てないと思います。

その他、運用はしているものの業務自体のノウハウが会社(自社)としては蓄積されていかない点が良くないと思います。
アウトソーシングの良い点は様々なコストをカットできる点です。多くの企業がコールセンターなどをアウトソーシングしていますが、人を雇わなくて済むので人件費が安く済みますし、設備投資の必要もなくなります。

コールセンターなどは多くが地方にある場合が多いですが、これも地方は人件費が安いためコストを抑えられます。

またアウトソーシングを請け負っている企業は専門家なので、効率的に業務を進められ自社で行うよりも、顧客満足度も高くなります。
一方悪い点としてはアウトソーシングが進むことにより雇用が失われていくことです。IT技術の発達によりどこでも作業ができるので、人件費の安い地域にどんどん仕事が移っていきます。

例えば日本のメーカーのコールセンターが中国に置かれていたりします。アメリカなど英語圏ではもっと深刻で、インドなど人件費が安い英語圏に仕事がどんどん奪われていき問題になっています。

IT技術の発達により、単純作業の値段はどんどん安くなっていくということですが、これは仕方のないことかもしれません。

参考サイト
富士通 NEC