集中型電源

メリット デメリット
発電量が多く、発電効率も高い 消費地から離れれば離れるほど送電ロスが増える
安定して発電をすることができる 送電するための設備に投資が必要になる
大規模発電所があることで雇用を生み出している 一つの発電所が停止するだけで問題になる可能性がある
原子力発電以外は事故が起きても局所的な被害で済む 発電所建設時に自然破壊が起きる可能性がある
古くから運用されている方法で、知識や経験が豊富 発電所建設に時間がかかるケースが多い
郊外や地方の土地代の安い場所で稼働することができる 各地方とも大きな電力会社の市場独占状態になっている
発電量や効率を高めるための技術開発が続けられている 火力や原子力などは円安による燃料費の高騰が起きやすい
以前よりも環境に配慮した発電が行われている 発電所が停止すると計画停電が必要となる可能性がある

みんなの賛成意見 みんなの反対意見
集中型電源は、水力・火力・原子力発電所等で、発電規模が大きく、建てられる場所が、電力消費地から距離がある、という特徴があります。

広い土地が必要とするため、地代コストの安い都市部から離れた所に大規模な発電所を作り、電気を作り、都市部に電気を引くので、万が一事故が起こった時にも、被害を小さくできます(原子力発電所は除きます)。

安定的に良質の電力を発電出来る事と、発電効率の良さ、発電所が地方になる為に、周辺地域の雇用等、地域の活性化に繋がるのは良い所であります。
集中型電源は、電力消費地から離れているので、送電ロスが発生します。発電所の設備だけでなく、発電所と電力消費地を繋ぐ、送電設備に投資が必要です。

広大な土地が必要な為、森林伐採や埋め立て地を作る等、発電所を作る為に自然破壊が起き、環境破壊に繋がる可能性を秘めています。

大規模は集中型電源はトラブルが起こり停止した時、代価になれる規模のモノを用意出来ないので、昨今の原子力停止問題のように政治経済に大きな影響が出ます。

更に、電力の安定供給に支障が出て、すぐに電気料金高騰などに繋がるなど、リスクも大きい設備なのは悪い所です。
集中型電源は、原発事故以来叫ばれている分散型電源に対する言葉で、現在の電力を支えているのは、この集中型電源です。分散型電源がベストで、集中型電源は悪の様に言われますが、利点はないのでしょうか。

まず、集中型電源は、集中ゆえに同一方式の発電ならその効率を高めることが出来ます。それは大型プラントになれば、効率を高める技術を投入しても、その費用比率が相対的に下がり、経済的に可能だからです。

また、少し専門的ですが、電源の負荷変動、位相のづれに対応する質の良い電力を作る対策も同様です。火力発電における環境対策も同様です。

更に、集中型電源は、発電運転中に常に遠隔監視し、異常をチェックする体勢を取れます。これもチェック機器やチェック人員をかけても、費用比率が相対的に下がるからです。また、運転中のメンテナンスもしかりです。
集中型電源は、発電効率は分散型電源より良いのですが、発電所から遠くの消費地に送電する際に大きな送電ロスを発生させる欠点があります。

従って、発電効率と送電ロスをあわせて考えると、効率の悪い分散型電源でも経済的に実用化できる可能性があるのです。

また、万が一、事故等で発電ができなくなれば、その影響は非常に広範囲な地域に影響を及ぼしてしまいます。集中型電源にも、多くの課題はありますが、上記の利点も多く、分散型電源がベストと言うわけではありません。

集中型電源と分散型電源が並存し、そのベストミックスを追及すべきで、電力の地産地消は幻想に過ぎません。
集中型電源の最大のメリットは、発電効率でしょう。メリットというより、分散型電源に比べてデメリットが少ないということかもしれません。

とにかく、現在の発電機は燃料を燃やしたエネルギーを全部使うことができないのがネックで、最新の大規模な設備を用いることで、ようやく発電効率が50%を超えてきます。

最新鋭の発電設備でも50%そこそこしかないのですから、分散型電源で用いられるような小規模な発電機のような比較的安価な設備を使うと、元々高くない発電効率を更に下げてしまい、エネルギーを無駄にしていると思います。
集中型電源のデメリットは、災害時の対応だと思います。いくら発電所で電気を作っても、それを需要地に運べなければ意味がありません。分散型電源は現地で発電を行うため、送電網の寸断に対しても比較的頑強です。

また、集中型電源を前提とするなら、災害時の停電対策は基本的に電力業界単独の取り組みとなり、各自治体としては、電力会社への働きかけといった間接的な手段以外に打つ手がなくなってしまいます。

分散型電源なら、個々の自治体が政策として災害対策を行うことができます。

参考サイト
スマートグリッド.net Wikipedia